刀匠鍛冶の伝統を受け継ぐ山形打刃物
歴史・特徴
山形打刃物の歴史・特徴
室町時代の延文元年(1356年)、最上氏の始祖である斯波兼頼が出羽の国に入部した南北朝時代、連れてきた召抱えの鍛冶師らによって鍛冶集落が形成され、武具や農具を作り始めたのが「山形打刃物」の始まりとされています。
江戸時代に入ると、山形藩主の最上義光が「鍛治町」を設置、鍛冶師を優遇し武具等が製造されていました。その後も歴代城主の厚い保護のもと、時代に合わせて刀剣・武器・農機具等が生産されてきました。
現在では「鍛冶町」という町名はなくなってしまいましたが。その刀鍛冶の伝統を受け継いだ「山形打刃物」の技術は内外から高く評価され、昔ながらの園芸用剪定鋏・庖丁・刈込鋏・鎌・鍬などを生産しております。